NHKと「サンダンス・インスティテュート」(俳優で映画監督のロバート・レッドフォード主宰の非営利団体)が主催する、映画プロジェクト「サンダンス・NHK国際映像作家賞 2007」の受賞者がアメリカ・ユタ州で開催された「サンダンス映画際」で1月27日に発表され、日本・アメリカ・アルゼンチン・アイスランドの新進監督あわせて4名が受賞しました。
【ヨーロッパ部門】
ダーグル・カリ(アイスランド男性)写真右端
作品名:「ザ・グッド・ハート」(原題:The Good Heart)
【ラテン・アメリカ部門】
ルシア・セドロン(アルゼンチン・女性)写真左から2番目
作品名:「アニュス・デイ」(原題:Agnus Dei)
【アメリカ部門】
キャラン・ハーツフィールド(アメリカ・女性)写真右から2番目
作品名:「立ったまま埋葬してくれ」(原題:Bury Me Standing)
【日本部門】
海南友子(かなともこ・日本・女性)写真左端
作品名:「川べりのふたり」
次世代を担う新しい映像作家をシナリオから発掘してその制作を支援する映画振興プロジェクト。毎年世界の4地域(アメリカ、ラテン・アメリカ、ヨーロッパ、日本)から一人ずつ、計4人が選ばれます。1996年に開始して今年は11回目。今回の受賞者4名を入れて、これまでの受賞者は43名となりました。
出来あがった映画を評価する映画祭は世界中に多々ありますが、シナリオの段階で選び制作支援をすることは稀であり、「サンダンス・NHK国際映像作家賞」と「NHKアジア・フィルム・フェスティバル」は公共放送NHKならではのユニークな文化事業です。
高い評価と世界中で公開された映画に「セントラル・ステーション」(ブラジル)<ベルリン映画祭グランプリ他>「彼女を見ればわかること」(アメリカ)<カンヌ映画祭ある視点部門グランプリ等>「ウイスキー」(ウルグアイ)<東京国際映画祭グランプリ等>があり、日本部門の最近作は「WOOL 100%」「酒井家のしあわせ」など。
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