海南友子かなともこ ドキュメンタリー映画 抱く hug

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hugストーリー

 

 

「あなたを全力で守るから。だからどうか、無事に生まれてきてください。」
そう言って自分のおなかを優しく抱きしめる母。
映画『抱く{HUG}』(ハグ)は、新しい命と、強く美しい母の愛が生まれる瞬間を捉えた、感動のドキュメンタリーです。

 


 

監督は、これまで一貫して環境問題や逆境に生きる人々に焦点を置いた作品を発表してきた海南友子。次なる取材地に福島を選び、3.11直後に原発4キロ地点にまで肉薄して取材をしていた海南監督は、その矢先に妊娠していることに気づきます。不妊治療の末、とうに諦めていた初めての妊娠でした。

 


水を飲み、大きく息を吸うたびに赤ちゃんへの影響が心配になる。福島で出会った母たちの苦しみが、そのまま自分のものとなりました。そして、生まれてはじめて自分にカメラを向ける決心をするのです。
40歳での初めての出産、そして放射能の不安との闘いの日々。壮絶なつわり、緊急搬送されるまでの激痛。これは年齢のせいなのか、それとも放射能の影響なのか。取材を続けるべき?それとも?

 

監督は、迷い、苦しみながら自身にカメラを向け続けます。何もかもが変わってしまったこの世界で、母となる意味を記録する為にー。
ここに、ひとりの母親による心揺さぶる魂の記録が誕生しました。

 

映画『抱く{HUG}』日本公開協力サポーター※敬称略
小笠原 春野
酒井 和子
立川 浩子
平野 貴史
藤吉 純明
細川 弘明
渡辺 勢津子
渡辺 野

 

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監督プロフィール


海南友子(かなともこ) ドキュメンタリー映画監督

NHK報道ディレクタ―を経て独立。『にがい涙の大地から』(04)で黒田清・日本ジャーナリスト会議新人賞、『川べりのふたり』(脚本/07)でサンダンスNHK国際映像作家賞、『ビューティフルアイランズ~気候変動 沈む島の記憶~』(09)で釜山国際映画祭アジア映画基金AND賞を受賞。その他、『いわさきちひろ~27歳の旅立ち~』(12)など。
最新作、山田洋次監督と是枝裕和監督の姿を通して日本映画界の力を描く「Two Directors: A Flame in Silence」(15)が、釜山国際映画祭20周年記念作品として同映画祭にて上映された。

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